村上モトクラシ 第21回大調査

 次回でモトクラシ大調査も最終回とのこと。毎週火曜日の楽しみが終わってしまうかと思うと、秋の訪れもあって何だか物悲しい気持ちになってしまいます。
 灯台守さんとももうすぐお別れです。しくしく。
 などと殊勝なことを言ってみたワタクシですが、先週まで灯台守さんは男性だと固く信じておりました。先週のご挨拶で、灯台守さんが近所の先輩にスッピン姿を見られることを怖れていることを知り、ようやく灯台守さんが女性であったと気づいたしだいです。何度も「灯台守さんって、女性的なとこあるよなぁ」と思うことはあったのに。例えば水丸さんのイラストを見る度に、あるいは灯台守さんが友達三人と台湾旅行に行き、占い師さんを尋ねたと知った時……。
 それなのにいったい何故、「灯台守さんは女性である」という実にシンプルな結論に辿り着くことが出来なかったのか? 自分の思い込みの激しさと間抜けさに、心底がっくし。とほほ、です全く。
 そんなわけで先週わたしの頭の中では、灯台守さんが「線の細い文学中年、四十代男性」から「仕事の出来るクールビューティ、三十代前半女性」へとドラスティックな転換を図りました。わたしのチンケな脳みそは大忙しです。
 まぁ自分にがっかりするのは今に始まったことでもないので、さっさと回答いってみます。http://d.hatena.ne.jp/motokurashi/20050920
 
 村上春樹さんの小説に登場するメインキャラクターを二人(三人)ずつ選んでみました。あなたが会ってみたい登場人物で、3時間くらいみんなでお茶をするなら誰ですか?

 わたしが選んだのは『1973年のピンボール』の僕と双子と。
 一緒に暮らしてなお区別のつかない双子とお喋り。想像しただけでくらくらしちゃう。「僕」はオマケみたいなものです。目の前で分裂し、増殖する神秘の双子と三時間じっくり戦ってみたいと思います。……あっさり負けちゃいそうですが。