2006-01-01から1年間の記事一覧

良いお年を

この研究所では、月に1回お茶会が開かれる。所員の先生たちのお給料から天引きされたお金で、研究所の構成員全員分のお菓子を買い、コーヒーと紅茶を作る。お菓子は秘書の裁量で選ぶ。シュークリームやレーズンサンドやクッキーやなんやかが、予算の許す限り…

2シーズン遅れの夏の思い出

これは夏の思い出話なので、今読むとちょっと寒々しいです。写真がついていたら凍えるところでした。そんなわけで夏に始めた月2回のテニスは、冬季休止中です。 最近体力の衰えを感じ始めた柚木は、にわかに運動系へと目覚め始めた。月に2回テニスをし、最…

もう師走ですね

気が付けばもう師走ですね、こんにちは。 今日は日記らしく、柚木のつまらない近況についてのご報告。 最近ようやく少しは仕事らしいことをするようになって、(それが当たり前なのだけれど)お仕事中のフリータイムが大幅減。おかげさまで日記更新は激しく…

お寿司は回る 下

だらだら20分ほど歩いて、ちょうど開店時間の11時に目的地「くら寿司」へ到着。開店直後だというのに、カウンター席には年配の男性客の姿が数人、テーブル席には家族連れの姿も見える。 子供たちの興奮は絶頂に達している。甲高い声が広い店内に響き渡る。ぎ…

お寿司は回る 中

柚木の期待混じりの予想を裏切って、息子はしっかり友達と約束をして帰ってきた。友達からは息子の携帯に確認メールまで送られてくる。まったく、信じられないような進歩じゃないですか? 「土曜日の10時45分に校門前で集合。11時に出発な」と息子は何度もわ…

お寿司は回る 上

柚木はあまり回転寿司が好きではない。「やっぱり注文してから職人さんが目の前で握ってくれないとね」という訳ではもちろんない。そんな贅沢を言っていたらお寿司なんて口に入らない。 味や美学を超えた、もっと根本的なところに原因がある。お寿司がぐるぐ…

まいまぐ

職場を変わったのを機に、マイマグを買い換えてみる。カラフルなキャンディボックスみたいな雑貨屋さんで可愛いマグを見つけて、急にそんな気になった。可愛いくてお安いマグは、「小銭を持っていたらついつい買いたくなってしまう物(柚木内)ランキング」…

お久しぶりです

気がつけば一ヶ月ぶりです。こんばんは。 これだけ放っていると、日記の書き方を忘れてしまったような気がする。 新しい職場で、柚木は結構楽しくやっております。女ばっかりで一緒にお弁当を食べるのも、初々しい女学生時代は実はとても苦手だったのだけれ…

夏休みの思い出 バスツアーいよいよ波瀾万丈2日目

2日目の朝は、バスの出発時間を過ぎても夫婦で参加している客が乗り込んでこなかった。添乗員が慌てて走り、結局彼らは体調不良ということで途中合流することになる。まずは25分のロス。どうやら体調不良は寝坊の言い訳ではなかったみたいだ。 軽井沢への道…

夏休みの思い出 バスツアー波瀾の1日目

バスツアーはすごく楽しかった。でもわたしの好みから言えば、ちょっと色々詰め込みすぎである。 1日目は上高地、2日目は軽井沢がメインだったのだけれど、どちらも滞在時間は2時間。その他の観光場所なんかは40分程度の時間しかとられていない。お盆で道…

夏休みの思い出 バスツアー軽井沢

パンフレットによると、朝から小諸ワイナリー見学である。といっても実態はワイン工場の土産物売り場に寄って、お金を落としていってねーというだけの時間、約30分。ワインのでっかい樽も何も見せてはもらえない。つまらないので購入の方はお義母さんたち…

秘書ならば美人

気が付けばもう秋風吹いてます。でもまだまだ暑い京都から、あと2回続く(予定)バスツアー記に割ってご報告。 柚木は10月からキソ物理学研究所というところの秘書室勤務となりました。今のバイトとあまり身分は変わらないのだけれど、「秘書室」というとこ…

夏休みの思い出 バスツアー上高地

お盆休みに上高地と軽井沢を巡るバスツアーに出かけた。お義母さんが予約してくれたのだ。直前にお義父さんが参加すると知って少し驚く。お義父さんとバスツアーってなんだか似合わないんだもの、勝手に参加しないものと思い込んでいたのだ。 安さが売りのバ…

夏休みの思い出 海水浴

鳴き砂で有名な琴引浜(ことびきはま)に、1泊2日の海水浴に行ってきた。一緒に合コンに付き合ってくれた同級生とおばちゃんが、宮津にお墓参りに行くついでに寄るからと言って誘ってくれたのだ。他にもうひとりおばちゃんの会社で働く若い女の子。車に乗る…

合コン体験記 今度こそ最終回

肝心の合コンについては、それほど語りたいこともない。――結論から言ってしまえば、想像した程度につまらなかった。 会場となった店はまだ新しく、町屋を意識した造りの小洒落た建物だった。料理も酒のつまみにするには、なかなか美味しかった。お酒を飲まな…

合コン体験 その3

合コン当日の朝は、わたしと息子さんにとっては海へと出発する日だ。(現実には翌日の朝早くに出発するわけだけれど)。夏休みが始まってからいつも昼過ぎに起きていた息子さんは、この日は朝6時半にピカッと雷鳴のごとく目を覚ました。彼が家を出発するのは…

合コン体験 その2

合コンの翌日、わたしは朝早くから海に行く予定をしていた。一緒に合コンに付き合ってくれる中高時代の同級生が誘ってくれたのだ。合コンの間、息子さんはその同級生のおばちゃんに預けることにする。どこまでもずうずうしい女なのである。 海に行くと決まっ…

合コン体験 その1

アズさんのリクエストにお応えして、柚木が参加した人生初かもしれない合コンのお話。といってもたいしたお話もロマンスもないのだけれど。 愛する息子も旦那さんも(一応書いとかないと怨念が怖いので)いるわたしは、当然合コンに夢も希望も抱いちゃいない…

七夕には雨が降る

七夕の日に、ジーコはお星さまになってしまった。 ジーコは般若の顔をしたかわいいハスキーである。8月で満14歳になるところだった。5月の連休にお義母さんの実家で顔を合わせた時にはまだまだ元気で、こんなに早く死んでしまうなんてとても思えなかった…

むすこ日記その4

うちの息子さんはよく怪我をする。活発なのか鈍くさいのかは判断の分かれるところですが、柚木の子なので(親としては非情に残念ながら)おそらくは後者が正解。無念です。 そんなわけでこの前旦那さんの実家に帰っていた時も、息子さんは目の下と肩にでっか…

むすこ日記その3

うちの息子さんは実はサイヤ人なのである。自称なんで、ほんとうのところはよくわからないのだけれど。「俺はサイヤ人だから」と小4にして馬鹿みたいな発言を繰り返している。ちょっと心配。(面白いからいいけど)。 サイヤ人でピンとこなかったお若い方で…

もう夏ですね

おおっと気付けばもう7月。頭の中で何度も日記を更新していたものだから、丸1ヶ月以上放り出していたなんて自分でもビックリ、クリクリなのです。 柚木にとって何かと忙しなかった6月が終了。あてにしてた企業先に就職かなわず、ネットで就活に励む夏が到…

野球場でビールを飲むこと

GW初日、4月末の思い出を今頃。 柚木たちは親子3人、オリックス西武戦のナイターゲームを観にでかけた。もちろん熱心なオリックスファンである弟にチケットを頼む。息子さんの誕生日プレゼントという名目である。 京都から神戸のスカイマークスタジアム…

春樹さんにお返事もらえる確率ってどれくらいのものでしょうか?

日記も更新せず、せっせと春樹さんにメールを送り続けていた柚木です。ご無沙汰でした。 そんな執念実り、春樹さんのご厚情からお返事をいただきました。うふふ。春樹ファンのブログなどを見ている限りそれ程珍しいことではないみたいだけれど、それでもやは…

むすこ日記 その2

家庭訪問の時、先生に息子のお小遣い額を調査された。「柚木の母が月に1,000円、チャレンジの赤ペンを無事に終えたら柚木が500円あげている」と答えると、「多いですよ!」と一喝された。 月に1,500円というのは小学6年生とか中学生レベルです…

むすこ日記

4月の末には、毎年家庭訪問がある。確か柚木の子供の頃は、小学校入学時の一回しかなかったと思うのだけれど、子供がやたら少ないので、学校としてもひとりひとりにやたら目を届ける気になったらしい。 さて、息子さん(小4)の担任は、柚木より少し年若い…

裁判所体験記

この前、裁判傍聴に行ってきた。ここ半年間足繁く裁判所に通いながら、実は初体験である。 思い立ったが吉日。たまたま傍聴券を交付するような事件の初公判日だったので、美人の事務員さんにいつもの休憩時間を交代してもらい、外回り(裁判所と弁護士会館巡…

空気清浄機その後

空気清浄機君は空気中の汚れを感知すると、クリーンサインを青から赤に変色させる。これを一般に空気清浄機が「怒っている」という。本当はどうか知らないけど、それがぴったりな表現なので皆さんこれからはそう呼んでくださいね。 このニオイ・ホコリセンサ…

空気清浄機の季節

ここでも何度か書いているけど、柚木の母はかなり年季の入った花粉症である。世の中に花粉症なんて言葉が流布するずっと以前、彼女は京都に嫁入りすると同時に花粉症を発症したのだ。今からもう30年以上も前の話である。ほんと長いなぁ。 でも元来うちの母…

何を山ほど借りたのか

思えば柚木は小さい頃からはまり体質だった。と言っても、引き籠もり体質のわたしがはまるものといったら、小説か漫画のどちらかに決まっているのだ。たいして趣味を追究するタイプでもないので、「オタク」と名乗るのにはちょっと抵抗がある程度の、薄っぺ…