節電の夏

しばらく曇りがちな日が続いて、このまま秋風が吹けばなぁと、甘い夢を見たのも昨日までのこと。今日はかんかん照りの一日です。だけどこんな朝から暑い日は、出勤時にちゃんとクーラーが効いているので意外と快適だったりする。28℃厳守(ガスヒーポンなのに)なので時々暑いけれど、膝掛けが不要なのは有り難い。
電力不足の大喧伝のお陰で、いくつかはいいことがあった。まず、サウナに住んでいるような真夏の京都で、黒いジャケットを着込んで粒々と汗を流すおじさんを見かけなくなったこと。電車とバスの冷房が、半袖でも寒く感じなくなったこと。関電の『原子力発電はCO2を出さないんだぁ』という、癇に障るCMが流れなくなったこと。これは逆に、今はちょっと見てみたい気もするけど。
それから、大学で夏季一斉休暇(お盆休み)期間が創設されたのはとてもラッキーだった。各自エアコンを効かせておうちで過ごす休日が、関電エリア内にどの程度の節電効果をもたらすのかは未知数だけど、そんなのは個人の幸福の前には取るに足らないことのように思えるから不思議だ。