大黒様みたび現る

 やっぱり観てしまったコンフェデレーションズカップギリシャ戦。終了したのが深夜の三時頃……。何やってんでしょうか、わたしは? きちんと起きたのは十一時前です。やれやれ。
 昨日は欧州王者のギリシャに良いゲームをさせず、終始押し気味にゲームを展開していた。そして後半31分、途中交代した大黒がゴールを決め1−0で勝利。でもほんとはあと2〜3点取れていてもおかしくないくらい決定的なチャンスは何度もあった。ジーコ監督が段々と不機嫌な顔になっていくのも分かる気がした。ブラジル代表ならあんなチャンスを何度も逃したりはしない。きっとね(ブラジルはギリシャ戦3−0の快勝)。そして、次は決勝トーナメント進出をかけてブラジルと対戦。日本は勝たなければ予選敗退が決定する。そんな状況で相手がブラジルなんて、ちょっと応援する元気がなくなります(深夜三時半のキックオフだし)。わたしにはうまくブラジルに勝つ日本代表の姿が想像できない。選手が頑張っているのに、ほんとに悪いと思うのだけれど。でも勝てば『ケルンの奇跡』と呼ばれるのかな? 「奇跡」扱いな時点で、なんかもう力が抜けちゃうわけだけど。
 最近日本代表の守り神的存在なのが大黒将志選手。わたしは彼のゴールを狙う貪欲な姿勢と、試合後の人を蹴落とそうとしない何処かのんびりしたコメントとのギャップが結構好きだ。「前半に何度も決定的なチャンスがありながら点が入らず、観ていてイライラしたのではないですか?」と訊かれて「いえ、それはなかったですけど」と間髪入れずに答えるあたり、この人は他人に嫌われたり恨まれたりすることの少ない人だろうなぁ、と思った。そして代表の中ではサブ的ポジションにありながらも腐らずに、出場すれば結果を残す。こういう選手の存在は、代表にとってとても貴重なんじゃないかと思う。スタメンに選ばれなくてもやるときゃやってやる! と他の選手にも力を与えてくれそうである。ただの想像だけどね。 


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