誰かリクルートして下さい

 昨日は旦那さんと『リクルート』(と言うタイトルの映画です)を観た。彼が DVD をセットしたのは深夜十二時半。彼は相当な宵っ張りさんで、いつも睡眠時間を削って映画を観るのである。たいていの場合は「そんなの付き合ってられないよ」と先に寝ちゃうところなのだけれど、昨日はコンフェデの準決勝「ドイツ対メキシコ戦」でも観ようかなぁ……と思っていたところだったので深夜の映画鑑賞にお付き合いすることにする。でも結果的に『リクルート』はとても楽しい映画でした。
 サスペンスものらしく、きちんと当たり前の単純な予想を裏切ってくれた。アル・パチーノは渋いやり手のCIA教官役で、さすがの貫禄を感じさせてくれた。……何というか怪しさ満開である。だけどコリン・ファレルがわたしにはブラッド・ピットの出来の悪い弟みたいに見えて仕方がなかった。こういうわたしの相似性の発見というのは、ほとんどが旦那さんに冷たく一蹴されて終わるのだけど、今回ばかりはちょっと自信があるのだ。二人は割によく似てますよね? だからなんだってこともないのだけど、――何となくブラピの姿とコリンのあの立派な眉毛がちらついて、映画への集中を妨げられたような気がしないでもない。
 とはいえ、これはなかなか良い映画です。暇がある時にでも、あまり期待せずに(これが大事なポイントだと思う)ご覧下さい。

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