今年もよろしくです

 小正月をとうに過ぎましたが、明けましておめでとうございます。
 今年もぼちぼち更新していくつもりですので、どうぞよろしくお願いいたします。


 お正月は旦那さんの実家で「三食おやつ付き」、という夢のような時間を過ごしておりました。ついにはお義母さんに「いつ帰る予定なの?」と訊かれる始末です。ごめんなさい。お義母さんのご飯が美味しくて、掃除が行き届いているのがいけないのです。旦那さんが我が家でなかなか動いてくれない理由が、ほんとによく分かります。まったく。
 そんなわけで柚木は、正月中ごろごろ脂肪を溜め込みながら本を読んでいた。半年前にふらっと図書館で予約した『ダ・ヴィンチ・コード』。本当に手元にくるものかと疑いたくなる日もあったけど、正月休みに合わせてくれるなんてなかなか気の効いたことをしてくれる。お陰様で退屈な正月番組に向かって話し掛けずにすんだ。
 特にミステリーを好んで読むわけではない柚木にとっても、『ダ・ヴィンチ・コード』は充分楽しめる内容だった。カトリックについて最低限の知識があるというのも、うまくストーリーに集中できた要因なのかもしれない。柚木はカトリック系の女子校に6年間も通っていたのだ。こういう風に役に立つと、ひどく息苦しかった女子高生時代にも少しは価値があるような気がしてくる。もう二度とごめんだとは思うけれど。
 ――ポジティブシンキング。それが今年の目標かな。

ダ・ヴィンチ・コード〈上〉

ダ・ヴィンチ・コード〈上〉