お久しぶりです

 気がつけば一ヶ月ぶりです。こんばんは。
 これだけ放っていると、日記の書き方を忘れてしまったような気がする。

 新しい職場で、柚木は結構楽しくやっております。女ばっかりで一緒にお弁当を食べるのも、初々しい女学生時代は実はとても苦手だったのだけれど、今は全然平気。きっと神経が図太くなったのだ。
 英語必須の職場というのは嘘じゃなかった。あたし以外はみんな立派な留学経験者で、英語が流暢でいらっしゃる。それに海外からの研究者がその辺をうろうろしているから、本当に英語は必要だったのだ。やれやれ、聴いてないよそんなこと、……とはもちろんいえないけど。
 教授や研究者が5・60人並ぶ前で英語で自己紹介をしたり、意味不明なTOEIC試験を受けたりと、10月はそれなりに大変だった。
 でも英語より何より、実際一番苦しんだのはパソコン操作だったのだ。これは本当に聞いてない。まさに予想外。UNIXってのはいったい何なんだ? このマイクロソフト時代に、研究者たちは20年前から頑なに伝統を守り続けている。
――使ったことのない人にUNIXの使いにくさを説明するのは難しいので割愛。
 でも本当大変だった。一月経ってようやく慣れて、満足にメールのやり取りが出来るようになった。今日はテキストの整理をした。お猿が道具を使い始めるくらいの劇的な進歩を遂げたのだ。
 それでもこうしてお家に帰ってくると、どうしてアイコンって便利なものがないのかしら? と考えないわけにはいかない。UNIXってアイコンがないんだよ、……ほんとの話。

 梨木香歩さんの講演がせっかくこの京都であるというに、決心した時にはもう400人の定員はいっぱいになっていた。『西の魔女が死んだ』しか読んでないし、祝日に出かけるのはちょっと面倒だしなぁ、と迷ってたのがいけなかったのかもしれない。悔しいから、もうずっと前に申し込みは締め切られてたと思い込んでおきます。